2023年8月5日(土)午後、当院6階研修室で開催された「第6回大分大学骨折治療勉強会」に、講師・指導者・受講者として、当院から医師4名、研修医5名、手術室看護師3名の計12名が参加しました。この勉強会はおおむね3年に1回、大分大学を中心に開催されていましたが、コロナ禍もあり、5年ぶりの開催となりました。
今回は、13時~17時まで「皮膚縫合の基礎と実習」「骨折治療の基礎」「ラグスクリュー固定法(概念/ワークショップ)」「プレート固定法(概念/ワークショップ)」「腓骨遠位端骨折での実践(概念/ワークショップ)」の5つの講義と4つの実習(ワークショップ)が実施されました。
皮膚縫合に使う予定の豚皮の配送が間に合わずシリコンで代用するというアクシデントはありましたが、参加者はワークショップの中でさまざまな手技に挑戦することができました。
この勉強会には、縫合や手技を行う研修医やレジデントだけでなく、看護師も参加しています。縫合や骨折の整復・固定といった、医師の手技の実習に看護師も参加することで、手技への理解がより深まります。また、医師にとっても、多種多様な手術材料を把握し、医師を的確にサポートする看護師の役割について、その困難性・重要性を再認識するいい機会になります。
多職種によるチーム医療がよりスムーズに行えるよう、今後もこうした勉強会等に積極的に参加し、お互いの手技や業務内容についての理解を深めてまいります。