市民と伴走する
病院を担う
社会医療法人恵愛会 大分中村病院
理事長中村 太郎
大分中村病院は、1964年の東京パラリンピックの日本選手団長を務め、社会福祉法人 太陽の家を創設した中村裕により、55床の整形外科単科病院として、1966年に大分市大手町に開院しました。
高度成長期で交通事故や労災が頻発するなか、脳神経外科、外科、形成外科、麻酔科などを加え、外傷を中心とした24時間 365日救急医療に重点を置いてきました。一方でリハビリテーションにも力を入れ、救急から社会復帰までの一貫したシームレスな医療を提供してきました。90年代に入り、高齢化社会を迎えると、「医療による社会貢献」を理念に掲げ、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、腎臓内科(透析)、糖尿病内科と内科系の充実を図りました。現在は許可病床 260床、 24診療科の総合病院となりました。約500名のスタッフが多職種協働のもと、救急、総合診療(年間救急搬送数 2,000台弱)を入り口に、専門性の高い医療へ繋ぎ、リハビリテーションまで、大分市中心部において、質の高い医療を提供しています。
当院は、これからも真の市民のための病院を目指し、高度な標準化された医療を提供し、しかし、決して権威的にならず、市民と伴走する医療を提供していきます。
経歴
- 1960年9月
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大分県別府市生まれ
- 1986年3月
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川崎医科大学医学部卒業
- 1986年4月
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大分医科大学整形外科入局
- 1992年3月
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大分医科大学大学院医学研究科博士課程卒業 医学博士
- 1992年7月
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九州労災病院 整形外科医員
- 1994年8月
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大分医科大学整形外科講師
- 1995年4月
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英国 ロンドン大学王立整形外科病院(客員研究員)
- 2000年4月
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医療法人社団恵愛会 大分中村病院 院長
- 2000年10月
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シドニーパラリンピック チームドクター
- 2000年4月
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財)日本パラスポーツ協会 医学医員
- 2002年4月
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大分県セーリング連盟 会長
- 2004年4月
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九州大学大学院 医学部 医療システム学博士課程 入学
- 2004年9月
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アテネパラリンピック チームドクター
- 2005年4月
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日本パラスポーツ学会 常任理事
- 2006年3月
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社福)太陽の家 理事長(2018年6月退任)
- 2007年8月
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医療法人社団恵愛会 大分中村病院 理事長
- 2011年4月
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大分大学医学部 臨床教授
- 2021年8月
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東京2020パラリンピック競技大会 開会式 聖火リレーランナー
- 2021年9月
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東京2020パラリンピック競技大会 バドミントンAthlete Medical Supervisor
役職
- 社会医療法人恵愛会 大分中村病院 理事長
- 大分大学医学部 臨床教授
- NPO法人VHJ機構 理事
- 日本脊髄障害医学会 評議員
- 財団法人日本パラスポーツ協会 医学医員
- 日本パラスポーツ学会 常任理事
プロフィール
『障がい者スポーツの父』と称され、障がい者の自立のための施設『太陽の家』を創設し、大分国際車いすマラソン大会の生みの親でもある、故・中村裕博士の長男。また病院長(現理事長)の傍らフェスピック大会(現アジアパラ競技大会)や、シドニーパラリンピック、アテネパラリンピックのチームドクター、東京パラリンピックでは開会式の聖火リレーランナーおよびバドミントンAthlete Medical Supervisorを務めた。現在もパラスポーツを通して、健常者と同じクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の提供とサポートを目指している。
資格
- 医学博士
- 日本専門医機構認定整形外科専門医
- 日本リハビリテーション医学会専門医・指導医
- 日本リハビリテーション医学会認定臨床医
- 日本パラスポーツ協会 障がい者スポーツ医
- 日本体育協会認定スポーツドクター
- 日本医師会認定 産業医
- ICD(infection control doctor)
所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本脊髄障害医学会
- 日本臨床スポーツ医学会
- 日本リハビリテーション医学会
- 日本救急医学会
- 日本褥瘡学会
- 日本手外科学会
- 日本高気圧環境医学会九州地方会
- 日本パラスポーツ学会
主な著書
- パラリンピックへの招待-挑戦するアスリートたち-(岩波書店)
- 車いすマラソン-大分から世界へのメッセージ-(医療文化社)
- 整形外科テキスト(南江堂)-共著-
- (全日本病院出版会)-共著-